2011年10月1日土曜日

CB400スーパーフォア(NC31)がやってきた!


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さて、鋭い方は気づいておられるかと思うが、本ブログの副題が変わった。ここまで書くとおわかりと思うが、ブログ主のバイクがまた変わった。CB400スーパーフォア。NC31という形式名で呼ばれるVTECのない型である。今度うちに来たNC31はその中でも最初期型で、うちの長女と同い年になる。つまり、結構な高齢というわけだ。当然ながら、またしてもヤフオクである。まぁまぁの安値で入手したと思ったが、手入れするところが多く、結局あまりお買い得でもなかったようだ。しかし、ここでしっかり手入れしておけばしばらく安心して乗れると言うように自分を納得させることにした。

オークションの説明に、フロントフォークオイルにじみ、リアショックオイル漏れ、タイヤひび割れ、シートほつれと様々な不具合が並んでいた。それらの修理を頭の中で見積もった上で買ったのだが、やってきた実車はさて・・・。

まぁ、ほぼ想像通りだった。ただ、シートのほつれは説明文では1カ所とも何とも書いてなかったのだが、掲載されていた画像では1カ所に見えた物が実は2カ所だった。これは、あらかじめホームセンターで買ってあったバイクシート用合皮粘着シートで張ってとりあえずごまかすことにした。

次に、フロントフォークはどうにもしようがないのでバイク屋に持って行くとして、リアショックである。オーバーホールが結構な値段だと言うことで悩んでいたところ、やっぱりオークションで汎用のRCリアショックというものが4980円で売っていた。この値段ならダメだったとしても惜しくはない。安物買いの銭失いになったらそのときはそのときと割り切って買ってみることにした。

あとは、タイヤである。いつものバイク屋では持ち込みタイヤでもかまわないよ、と言ってくれたので台湾製のDUROというタイヤを試してみようかと考えている。これはホンダの原付スクーターには標準で採用されているタイヤメーカーで、ダンロップの委託生産も請け負っているらしい。これがNC31のサイズでネットだと前後で9000円ほどである。バイク屋もこのタイヤを仕入れられると言うことだったので、そこでの値段を聞いてから決めることにした。

というわけで、それらの整備は来週にバイク屋でしてもらえることになった。リアサスは持ち込みの物をつけてくれるという。さぁ、タイヤはどうなるか・・・。

それから、私はおっさん御用達のトップケースをつけたいので、リアキャリアをつけなければならない。で、これもヤフオクで社外品の新品を送料つけて9700円で落札し、本日取り付けた。なかなか頑丈な物で、それ自体は満足なのだが・・・。落札する前に加工なしでポン付けできるか、と聞いたところ「できます」との返事だったのだが、フェンダー切らないと付けられへんやん!よほどこれもバイク屋に持ち込むべきか悩んだが、結局カッターナイフでかんたんに切れたので自分で加工して取り付けた。

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さて、試乗である。登録は自分でしたのだが、その翌日、早速通勤に乗っていった。低速トルクは正直こんなモン?と言う感想だった。さほどあるように思えないのである。もちろんVTRよりはあるが、もっとぐいっとくるものがあるかと思っていただけに拍子抜けだった。しかし、スロットルの開け具合に応じて素直に、直線的にトルクが立ち上がる。ここはさすがだと思った。そして、エンジンが暖まった頃、思い切ってスロットルを開けてみた。すると、6000回転から上はまるで別世界が待っていたのである。低速では感じていた細かい振動も消え去り、スムースに回転が上がっていく。

考えてみれば、VTECがなく、4ヴァルブで高回転よりに作ってあるエンジンである。低速がそれほど厚くなくて当たり前なのだ。しかも十数年前のバイクだからなおさらだろう。このエンジンは高回転がその本領なのだろう。VTECはこのエンジンの低速をカバーするためにヴァルブ数を切り替えているのだろう。こういう古いバイクを選んでしまったのだから、そこは我慢するしかあるまい・・・。

ブレーキは初期制動がやや甘いと思う。ただ、これも握力に応じて制動力が立ち上がってきて、効き自体は悪くない。慣れればコントロールしやすい特性だと思う。

取り回しは楽。VTRより20kg以上重いので心配だったが、それほど違うように思えなかった。重心の位置がいいのだろうか。

というわけで、今回の走りではあちこち不具合があるのでごくごくおとなしく走ったが、早く整備してワインディングも走ってみたい。そうなったら、またこちらで報告したいと思う。