2011年11月19日土曜日

瀬戸内海1/3周(くらい?) 瀬戸大橋~淡路鳴門道


さて、今月某日瀬戸内海を約1/3周するツーリングに行ってきたので、その様子をレポートしてみたい。
起床は朝6時30分。本当はもっと早く起きるつもりだったが、前日事情があって夜更かししていたので、これでも辛いくらいだった。しかし、これ以上遅くなると日帰りで予定のルートをこなすことは不可能だと思い、いつも仕事に行くのと同じくらいの時間に起きた。で、7時半過ぎに出発しようとしたところ、急な用事で30分ほど遅れ、結局出発は8時前になるという体たらくであった。

自宅を出発し、下道を走って坂出北インターへ。瀬戸大橋は4輪では何度も走っているが、2輪では初めてである。ちなみに、途中の与島までなら歩いて渡ったこともある。

とりあえず与島で写真を撮るだけのために降りる。と言っても、与島では一般車両は出ることができず、サービスエリアに降りるだけである。しかし、降りるときは2周近く回るループ橋が面白かった。実は休暇を取って平日に行ってきたのだが、思ったより人は多かった。まずは降りてすぐ橋の西側エリア。南北備讃瀬戸大橋(香川側)をバックに一枚。モロ逆光のためあまり橋がきれいに撮れなかった。ストロボを焚いてみたりもしたが、結局きれいにならなかった。

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今度は東側エリアに行ってみた。こちら側はいったん降りてからわざわざこなければならないためか、西側よりも人影はまばら。瀬戸大橋開通時には京阪が経営していたフィッシャーマンズワーフもこの12月1日から営業を休止するという。寂しいが、自分から見てもあまりお客さんを引きつける何かを感じることはできない。橋の反対側にいったん降りた人がこちら側までわざわざやってくる理由に乏しいのだ。写真は、岩黒島・櫃石島橋をバックに撮ってみたが、バイクを入れてきれいに橋が見えるポイントが見つけられなかった。そういうポイントを作ることも大事なのではないだろうか。

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再び本四高速にもどり、児島ICで降りる。ここから海沿いを走って瀬戸内海が広く見渡せるという金甲山へ登る予定だったが、無謀にも知らない土地で裏道から上がろうと目論んでいたため、その道があまりに細く見つけられず、金甲山がある半島を海沿いに一周してしまい、これでは時間が足りなくなると判断してそのまま岡山ブルーラインへ向かうことにした。今回これで少し土地勘ができたので、いつか、もう一度似たようなルートで走ろうと思っているが、そのときにリベンジしたい。しかし、児島ICから金甲山に至る海岸沿いも海のすぐそばを走り、瀬戸内の多島美が非常に印象的なルートである。岡山近辺のツーリングを考えておられる方にはここも是非ともオススメしたい。

岡山ブルーラインも途中で降り、牛窓海岸を走ろうと思っていたが、もう昼近いため、これもあきらめてそのままブルーラインを走る。片上大橋で写真を撮りたかったが、対向車線で停車スペースもなく、バイクを止めるポイントを見つけられず。ここも少しブルーラインから外れたところの方が写真ポイントはあるようだ。しかし、これもなかなかの絶景なのでリベンジの対象に(笑)。

いずれにしても、これらはあくまで今回はついでであり(出発が遅れたための負け惜しみ)、最大の目的は赤穂御崎~はりまシーサイドロードである。ブルーラインを備前ICで降りR(国道)250へ。赤穂市街地へ入ってからR250をはずれ、赤穂御崎へ。ここから瀬戸内海、家島諸島の眺望がすばらしいときいていたが、この日はややガスが出ていて、島影ははっきりと見えない。いい写真が撮れそうなポイントはあったものの、海と、白っぽい空しか写らなかった。

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ここの展望台で缶コーヒーを飲み、しばし休憩してr(県道)32へ。この道が適度なワインディングで眺望も良く、非常に楽しいルートだった。このr32は土日祝日は二輪通行禁止になるらしい。平日に来たのは結果的には大正解だったと言える。

途中でr32はR250と合流するため海岸沿いのr458へ入る。この道で、坂越地区からすぐ近くに生島にある大避神社の御旅所が見える。通り過ぎた後でここも写真に撮っておけば、と思うが引き返すのも面倒だったので、これも次の機会に(こればっか)。

途中からなぜか道はr568となり、相生火力発電所の脇を通ってすぐトンネルに入るが、このトンネルを越えるとすぐに2つの吊り橋を連続して工場の上を通る結構面白い景色が見られた。何の工場なのかはgoogleマップには記載されていないのでわからなかった。

さて、その少し先でR250に合流し、いよいよ本日のメインイベント、はりまシーサイドロードである。噂に違わぬ気持ちのいいワインディング&絶景ロードである。やや曇った空気のため家島諸島はうっすらとしか見えないが、それでも非常に気持ちのいい景色が続く。左右への切り返しも非常に楽しい。このあたり、CB400SFは良くできたバイクだと思う。ヘタレで腕もない自分だが、(そんなに飛ばしてるわけではないが)きれいにラインをトレースしてくれるのである。
途中、室津という漁港の町並みが目に入った。ここは町へ入っていって散策するとなかなかいいらしいが、もうお昼を回っているので写真だけ撮っておくことにした。見ていただければわかると思うが、小さな湾を取り囲むように海の際まで家が建ち並んでいる。これも次回の(以下略)。

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このままR250を走り、高砂~播磨~明石~神戸へ至る。神戸では震災モニュメント巡りを(以下略)。

予定から大幅に遅れ、気がつくとすでに日が落ちかけている。昼食を済まし、ちょっとお茶を飲んで休憩しただけのつもりが・・・。できるだけ夜間走行は避けたかったので、出発することにした。国道2号線を明石方面へ向かい、垂水ICから神戸淡路鳴門道へ。それにしても、明石海峡大橋が見え始めてから垂水ICがすごく遠く感じた。道路標識は↑神戸淡路鳴門道と出ているのだが、ホンマにこれでええの?と思うくらい山手へ走っていく。冷静に考えれば、淡路島側から明石海峡大橋を渡りきったところで垂水ICまではすぐに非常に長いトンネルをくぐるので、下道で走れば海沿いからは結構時間がかかるはずだが、もう暗くなっていて、距離感がわかりにくかったためかよけいに遠く感じたのだろう。

明石海峡大橋ではもうすでに景色は全く見えないほど暗くなっていた。夜景を撮りたかったので淡路ハイウェイオアシスにいったん入る。ここから明石海峡大橋をバックにCBを撮りたかったのだが、ビューポイントまでは当然バイクは入ることはできない。このため、駐輪場からの半端な写真になってしまった。しっかりいい写真にしようと思ったら、やはり一度高速から降りなければならないのだろう。

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後は一気に帰るだけである。とにかく無事に帰るためペースは抑え気味に走った。それでも景色がほとんど見えない状況でのライディングは非常に疲れる。そのため南淡PAでトイレ&お茶休憩。スマホでツイッターの未読を処理しながらしばしくつろいだ。

そこから鳴門海峡大橋を渡り、鳴門ICで高速を降り、後はひたすら下道である。家に着いたら予定から3時間遅れの午後8時半であった・・・。また同じようなルートを走りたいが、今度はもっと写真をいっぱい撮ろう(笑)。
総走行距離は約390km。CB400SFの燃費はおよそ25km/lとまずまずの好燃費だった。てか、VTRとあんまり変わらん・・・。

2011年10月1日土曜日

CB400スーパーフォア(NC31)がやってきた!


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さて、鋭い方は気づいておられるかと思うが、本ブログの副題が変わった。ここまで書くとおわかりと思うが、ブログ主のバイクがまた変わった。CB400スーパーフォア。NC31という形式名で呼ばれるVTECのない型である。今度うちに来たNC31はその中でも最初期型で、うちの長女と同い年になる。つまり、結構な高齢というわけだ。当然ながら、またしてもヤフオクである。まぁまぁの安値で入手したと思ったが、手入れするところが多く、結局あまりお買い得でもなかったようだ。しかし、ここでしっかり手入れしておけばしばらく安心して乗れると言うように自分を納得させることにした。

オークションの説明に、フロントフォークオイルにじみ、リアショックオイル漏れ、タイヤひび割れ、シートほつれと様々な不具合が並んでいた。それらの修理を頭の中で見積もった上で買ったのだが、やってきた実車はさて・・・。

まぁ、ほぼ想像通りだった。ただ、シートのほつれは説明文では1カ所とも何とも書いてなかったのだが、掲載されていた画像では1カ所に見えた物が実は2カ所だった。これは、あらかじめホームセンターで買ってあったバイクシート用合皮粘着シートで張ってとりあえずごまかすことにした。

次に、フロントフォークはどうにもしようがないのでバイク屋に持って行くとして、リアショックである。オーバーホールが結構な値段だと言うことで悩んでいたところ、やっぱりオークションで汎用のRCリアショックというものが4980円で売っていた。この値段ならダメだったとしても惜しくはない。安物買いの銭失いになったらそのときはそのときと割り切って買ってみることにした。

あとは、タイヤである。いつものバイク屋では持ち込みタイヤでもかまわないよ、と言ってくれたので台湾製のDUROというタイヤを試してみようかと考えている。これはホンダの原付スクーターには標準で採用されているタイヤメーカーで、ダンロップの委託生産も請け負っているらしい。これがNC31のサイズでネットだと前後で9000円ほどである。バイク屋もこのタイヤを仕入れられると言うことだったので、そこでの値段を聞いてから決めることにした。

というわけで、それらの整備は来週にバイク屋でしてもらえることになった。リアサスは持ち込みの物をつけてくれるという。さぁ、タイヤはどうなるか・・・。

それから、私はおっさん御用達のトップケースをつけたいので、リアキャリアをつけなければならない。で、これもヤフオクで社外品の新品を送料つけて9700円で落札し、本日取り付けた。なかなか頑丈な物で、それ自体は満足なのだが・・・。落札する前に加工なしでポン付けできるか、と聞いたところ「できます」との返事だったのだが、フェンダー切らないと付けられへんやん!よほどこれもバイク屋に持ち込むべきか悩んだが、結局カッターナイフでかんたんに切れたので自分で加工して取り付けた。

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さて、試乗である。登録は自分でしたのだが、その翌日、早速通勤に乗っていった。低速トルクは正直こんなモン?と言う感想だった。さほどあるように思えないのである。もちろんVTRよりはあるが、もっとぐいっとくるものがあるかと思っていただけに拍子抜けだった。しかし、スロットルの開け具合に応じて素直に、直線的にトルクが立ち上がる。ここはさすがだと思った。そして、エンジンが暖まった頃、思い切ってスロットルを開けてみた。すると、6000回転から上はまるで別世界が待っていたのである。低速では感じていた細かい振動も消え去り、スムースに回転が上がっていく。

考えてみれば、VTECがなく、4ヴァルブで高回転よりに作ってあるエンジンである。低速がそれほど厚くなくて当たり前なのだ。しかも十数年前のバイクだからなおさらだろう。このエンジンは高回転がその本領なのだろう。VTECはこのエンジンの低速をカバーするためにヴァルブ数を切り替えているのだろう。こういう古いバイクを選んでしまったのだから、そこは我慢するしかあるまい・・・。

ブレーキは初期制動がやや甘いと思う。ただ、これも握力に応じて制動力が立ち上がってきて、効き自体は悪くない。慣れればコントロールしやすい特性だと思う。

取り回しは楽。VTRより20kg以上重いので心配だったが、それほど違うように思えなかった。重心の位置がいいのだろうか。

というわけで、今回の走りではあちこち不具合があるのでごくごくおとなしく走ったが、早く整備してワインディングも走ってみたい。そうなったら、またこちらで報告したいと思う。

2011年6月10日金曜日

高速道路無料化社会実験が終わる前に無料区間を走ってみた


というわけで、初めてのツーリングレポートである。とは言っても、ちょっと前まで小型二輪免許しか持ってなかったために高速乗り入れは適わなかった。でもETCがついてないのでめんどくさいな、と言うわけで今まで走っていなかった。そこでとりあえず高速道路を走ってみたいという単純な動機で思い立ったそれだけのツーリングである。しかし、平成23年6月19日で高速道路無料化社会実験も終わるということでここは無理矢理にでも行っておかねば、と相成った。
で、一番近い無料化区間はというと高知~須崎東であるが、高知ICにたどり着くまでに150kmくらいある。そこまで高速を使うかどうかも迷ったのだが、のんびり走りを楽しもうということで(小遣いがないともいう)地道を走っていくことにした。

嫁が作ってくれた弁当を携え、国道32号線を南下し、猪ノ鼻峠を越えて徳島県に入る。吉野川沿いを西へ、途中から川と共に南に向きを変える。

ここで、小歩危、大歩危峡という絶景の渓谷に至るのだが、その少し手前ですごく恐ろしい吊り橋を見つけた。どうやら、山の管理道に入るための橋らしく、歩行者しか渡れそうにない。というわけで渡ってみたものの、これが恐ろしいのなんの!通路がグレーチングで、3~40m(もっとか?)はありそうな川面までが丸見えなのだ。私は高所恐怖症というほどでもないが、あまり高いところが得意でもないので、キン○マが縮み上がってしまったが、とりあえず往復して涼しい風に当たってきた。

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さらにしばらく32号線を南下、道の駅大歩危で休憩。全然知らなかったが、子泣きじじいは大歩危が発祥の地らしく、道の駅内部に妖怪屋敷というアトラクション(?)があった。ちょうどオープンの時間にかち合ったようで、妖怪屋敷に入っていく子泣きじじいと一つ目入道を目撃した(笑)。もちろん、妖怪屋敷潜入は子供を連れてきたときのために取っておくのである。決して小遣いが足りないからではない(泣)。

そしてしばらく行くと「日本一の大杉」がある大豊町に至る。今まで何度も通ってきたが、一度も見たことがなかったので立ち寄ってみた。日本一とはいうが、屋久杉との関係はどうなんだろう?しかし、確かに大きな杉で、荘厳さを感じさせた。

そして、途中はすっ飛ばしていよいよ高知市内へ至った。交通標識だけを頼りに高知インターを目指す。高知インター手前の交差点で信号待ちをしていると、地元ナンバーの軽トラのオッサンに声をかけられた。高知弁はわからないので、申し訳ないが自分の言葉で書かせていただく。
「えらい軽装で遠くからおいでになったんやね」
「はい、高速の無料化がもうすぐ終わるというので、日帰りで走りに来ました」
「ほぉ、そうかいな。まぁ気いつけて」
「はい、それじゃ」

いよいよバイクによる高速初装甲である。いや、初走行である。しつこいが、ETC未装備なので一般レーンに入り、自動発券のチケットを受け取る。入ってすぐバイクを一旦停め、ジャケットのポケットにチケットを突っ込み、いよいよ走り出す。加速車線を3速で引っ張るがタコメーターがないので、感覚で適当に回し、加速して80km/hを超えたところで走行車線へ。いやいや視界が広くて気持ちいい!100km/hまでは何のストレスもなくスルスル加速する。エンジンの振動も80km/hよりかえって心地よいくらいになった。この辺りは高速とは言え対向車線なのですぐ前方車に追いつき、安全のため余裕の車間を取って巡航する。70km/hくらいだと、楽々である。高速ではちょっとしんどいかもと思っていたが、流すだけであれば250ccでも全く余裕だった。片道2車線になったところで追い越し車線に出てみる。ぬふわkm/hまで出してみるがまだまだ余裕。しかし、ヘタレなのでチャレンジはここまで。すぐ追い越し車線も終わり、走行車線へ戻って70km/h巡航となった。

ここで空腹に気づいた(笑)。出口で出てからお昼にしようかと思ったが、せっかく弁当を持っているので土佐PAで昼食を取ることにした。ここでしばらくTLを消化しながら弁当も消化(爆)。用足しも済ませて出発。程なく須崎東インターに到着して料金所の可愛いお姉さんにチケットを渡し、お金も払わないのに「ありがとうございました」と挨拶され、良い気分で料金所を出た。

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インターを出てすぐのコンビニでアイスを購入し、店先で食べながらしばし休憩。また150km以上を帰らねばならない。夕方までには自宅に帰りたかったので、今回はほとんど観光もなしに出発した。

帰りは道の駅大杉、ちょっと走って道の駅大歩危で休憩。大歩危では今度は猫娘に会う。仕事が終わった後らしく赤ちゃんを抱っこした猫娘としばし談笑した後、道の駅大歩危を後にし、自宅への帰路についた。今度来るときは長男とのツーリングだったら良いなぁ。

2011年5月5日木曜日

VTRの近況


ここのところ、バイクの「現在」について書いていなかった。と言うのも、特にネタがなかったからである。しかし、私のVTRがオブジェと化していない事の証明のためにたいしたネタではないことでも書いておこうと思う。

と言うことで、何をしたかというと4月頭にハンドルを交換した。と言ってもカスタムしようとしたわけではない。初めからついていたハンドルがあまりにサビだらけであったため、キレイにしたかっただけである。パーツ屋さんで見てみると交換用ハンドルは3000円くらいからある。しかし、ヤフオクで見てみると純正ハンドルは中古でも美品なら6000円以上するのだ。そこで、世話になっているバイク屋さんで聞いてみると、カスタム用のハンドルでも悪くはないが、純正でない安いハンドルはハンドルの両端にウエイトが入っていないため、高速走行でハンドルがぶれやすくなると言う。ウエイトを追加できるようになっているものもあるようだが、結局高くついてしまう。どうしようか迷っていると、少しキズが入っているが、結構キレイっぽいVTRの純正ハンドルが1200円で出品されていた。もし、変な品で捨て金になってもいいやと入札してみると1200円のままで落札できた。送料込みで2000円である。

で、届いた品は見た目結構キレイであった。グリップエンドに少々キズがあるが、ほぼ問題になるとは思えない。後は曲がりがなければ良いのだが、素人目にはないように思える。バイク屋で診てもらうと曲がり、ゆがみはなく、十分使えるという。そこで、交換をお願いすることにした。ネットで検索してみると、自分でもできそうだったが・・・。

しかし、結果からするとお願いして良かった。と言うのも、新しいハンドルは純正とは言え後期型用で、元のハンドルと比較すると2㎝近く高かったのだ。もし、交換できなくてもそこを確認しなかった自分の責任なのだが、さすがそこはプロ、各種ワイヤーを長いものに交換することなく、取り回しを少し変えただけで対応してくれた。交換工賃が最初の見積もりより少しだけ余分にかかったが、そこは問題ない。ホンマ自分でやらなくて良かった。で、写真が交換後のハンドルである。取り付けてしまえばキズも全く気にならず、全くキレイである。

早速走ってみると、ポジションが楽になった。ずいぶん慣れてはいたし、そんなに前傾のきついバイクではないので、そんなに辛いと言うことはなかったが、それでも2㎝の差は結構大きかった。腰にかかる負担が減ったように思える。それから、エンジンからのハンドルへの振動も少しマイルドになったような気もする。これは気のせいかもしれないが。
とにかく、ハンドルがすごくキレイになり、ポジションも楽になるという思わぬ効果も得られた。たかだか2000円+5000円ほどの工賃でお得な買い物であった。このVTRには苦労もさせられたが、だんだん色んな事が改善できつつある。もっと色々楽しませてもらわねば。

ところで、エンジンを交換した後の燃費であるが、交換直後は26~27km/lだったが、最近はだいたい28~29km/l程度と言ったところだ。前のエンジンが30km/lを越すこともあったことを考えるとほんのわずか悪くなった。乗り方は変わってないと思うので、純粋に個体差だと思う。これは通勤でも、ツーリングでもほとんど変わらない。とはいえ、田舎道ばかりなので走り方自体も変わらないから当たり前と言えば当たり前だ。

Imag0071と言うわけで、ぼろいバイクではあるが、色々楽しませてもらっている。やはり、バイクのある暮らしは良いものだと思う。それにしても、今迷っているのはETCである。休日1000円上限も震災の影響でもうすぐ終わり、休日にかかわらず上限2000円という制度も反故になった。それでも、メリットはあるにはあるが・・・。それはそうと、無料化社会実験も同時に終わるようなので、それまでに無料区間を走りに行こうと思っている。そこまでは地道を使っていくのだけども。せこいなぁ・・・。

2011年2月19日土曜日

私のバイク履歴


最近、twitterで相互フォローをするようになった山形ミクラスさんが現役のバイク乗りであることが判明した。というか、そう明かしていただいた。その上で、ご自分のブログでバイクの車歴を書いていただいた。それで、以前にはVTRの先々々々々代の(現行VTR→先代VTR→ゼルビス→スパーダ→VTZ→)VT250Zにのっておられたということで同じ(元)VT系乗りとしてこちらとしてもバイク歴を明かさねばなるまい。というわけで今回は特に意味もなく、自分の再確認も込めてバイク履歴のエントリとしたい。

1 ヤマハ タウニィ
 50cc。スクーターのフレームだけを取り出したようなファミリーバイク。ジャズ演奏家の渡辺貞夫がCMに出演し、「いいなぁ、あれ」の台詞が印象的。親元を離れ、大学入学時に通学用に購入。

2 ホンダ CB125T
 大学2年になる直前、部活の先輩から5万円で購入。年式は不明。タウニィは兄貴に格安で買い取ってもらった。ホンダエンジンらしく高回転までよく回り、それなりに走るのは楽しかった。フロントがワイヤー式のディスクブレーキで突然制動力が立ち上がるコントロールしづらい特性で、フロントをロックさせ、何度か転倒した。購入2ヶ月後、青信号を直進中対向車が突然右折してきて目の前をふさぎ、よけきれず車の横っ腹に突っ込んで大破。廃車となる。
 その事故の際、ぶつかる直前には「先に逝っちゃって親に申し訳ない」と思ったことは秘密。強い衝撃を感じた直後、ヘルメットのシールドを通して辺りの景色が一回転し、車を飛び越えて数メートル先にヘッドスライディング。結果的に、けがは両膝打撲とおなかの擦り傷だけだった。

3 ヤマハ DT125
 小型二輪免許しか持っていなかったので、また125。事故の保険金で中古を購入。2ストローク単気筒はピーキーだったが、125なので何とか扱えた。自然環境の豊かなところに住んでいたので、オフロードごっこには事欠かなかった。
 その夏、九州一周ソロツーリングを敢行。島原で一度盗難に遭い、公共交通機関での帰宅を覚悟したが、即日発見され、事なきを得る。たくさん思い出を作ったバイクだが、卒業を機に同じ学科の後輩に格安で譲る。2万くらいだった記憶がある。

4 カワサキ AR125
 車だけの通勤がつまらなかったので購入。2ストローク単気筒で125としては速いバイクだったがあまり乗る機会がなく、1年ほどで手放す。ロングツーリングも行かないままだった。

5 ヤマハ ジョグ90
 実用性があればもっと乗るかなと思い購入。特に思い出はない。結局あまり乗らずに車の買い換えの際、資金の足しに売却。これを最後にしばらくバイクから離脱。

6 スズキ アヴェニス125
 およそ16年ぶりのリターンとなったバイク。てかスクーター。初めてのスズキ車。はじめは電動バイクなら嫁の許可が下りるかとヤフオクを覗いていて冷やかしでいくつかスクーターに入札するうち、電動でもないこれに本気になり、落札してしまった。あきれる嫁を説得し、リターン決定。ジョグ90の時の失敗を繰り返さないよう、必ず週1回は通勤その他に使用。インプレッション等については過去記事参照

7 ホンダ CBX125カスタム
 落札しようと思っておらず、冷やかしで入札して途中から熱くなり、つい落札。アヴェニスはヤフオクで広島の方に売却。いろいろ思い出はあるが、それらは過去記事を参照いただきたい。

8 ホンダ VTR250
 中型免許を取得し、初の軽二輪。これも冷やかし入札で落札。ただし、CBX125カスタムの時とは違い、熱くなったのではなく、夜終了予定のオークションに昼間3時に入札して、そのことを忘れていた位なのに落札してしまったもの。終了直前の盛り上がりがなかったのはなぜ?でもまぁ、いろいろトラブルはあったものの、満足しているので結果オーライとしたい。CBX125カスタムは岡山の方にオークションで売却。
以上が私のバイク履歴である。なんか無駄な買い換えが多い。つまり馬鹿なのである。しかし、バイクに乗っていなかったら今こんな楽しい思いはできていないし、学生時代のたくさんの楽しい思い出も(あのままの形では)なかった。だから、後悔はしていない。これからも、体がいうことを聞いていてくれる限りバイクに乗り続けたいと思う。

2011年1月10日月曜日

VTRと過ごしたこの1年


VTRが我が家にやってきてもうすぐ1年になる。この間、ウインカーを自分で交換したり、リヤタイヤの交換、フロントフォークのOHと様々なトラブルに見舞われてきたが、最大のトラブルはやっぱりエンジン交換だと思う。
マフラーから白煙を吹き始めた時はお金のかからないトラブルであって欲しいとの願望からオイルの入れすぎによるオイル上がりだと考えていたが、そう甘いものではなくヘッドのガスケットが劣化した事による冷却水の燃焼室への漏出だった。

しかし、このガスケットの劣化に関してはフラッシングオイルによるエンジン内部の洗浄も影響した可能性があるのではないかと疑っている。確証はないが、その後から白煙を吹くようになったと思えるのだ。

それはともかく、結局エンジン交換と相成ったわけだが、このエンジンは結構当たりだったのではないかな、と願望も含めて思っている(笑)。交換当初あまり良くなかった燃費も徐々に向上してきて、レスポンスやトルクの出方にも全く問題はない。以前も書いたが、その辺自分の感覚はあまり信用できないようなので、若干の不安はあるが・・・。

ともかく、最初の1年は何とか無事乗り切った。昨日もエンジンの掛かりに問題はなかったし、CBXの時のように再びフロントフォークからオイルが漏れてくる事もない。そろそろ一度ロングツーリングに出かけてみるのも良いかもしれない。まぁ、暖かくなってからになると思うが。それと、まだ高速道路の走行も実現していないので、早く高速巡航も試してみたい。それにはETCを付けるべき、とは思うがそれより先にヘルメットが古いものばかりになりつつあるので、安全性の確保のためにもまずヘルメットの買い換えが必要だろう。しかし、ヘルメットについてはモーターサイクリスト誌の懸賞に応募しているので、それが外れたら具体的に検討したい(爆)。

とりあえず、高速道路無料区間のあるところまで地道でツーリングしてそこを走ってみようかな、とせこい事を考える、コタツの中で過ごすとある冬の一日なのである。