2011年6月10日金曜日

高速道路無料化社会実験が終わる前に無料区間を走ってみた


というわけで、初めてのツーリングレポートである。とは言っても、ちょっと前まで小型二輪免許しか持ってなかったために高速乗り入れは適わなかった。でもETCがついてないのでめんどくさいな、と言うわけで今まで走っていなかった。そこでとりあえず高速道路を走ってみたいという単純な動機で思い立ったそれだけのツーリングである。しかし、平成23年6月19日で高速道路無料化社会実験も終わるということでここは無理矢理にでも行っておかねば、と相成った。
で、一番近い無料化区間はというと高知~須崎東であるが、高知ICにたどり着くまでに150kmくらいある。そこまで高速を使うかどうかも迷ったのだが、のんびり走りを楽しもうということで(小遣いがないともいう)地道を走っていくことにした。

嫁が作ってくれた弁当を携え、国道32号線を南下し、猪ノ鼻峠を越えて徳島県に入る。吉野川沿いを西へ、途中から川と共に南に向きを変える。

ここで、小歩危、大歩危峡という絶景の渓谷に至るのだが、その少し手前ですごく恐ろしい吊り橋を見つけた。どうやら、山の管理道に入るための橋らしく、歩行者しか渡れそうにない。というわけで渡ってみたものの、これが恐ろしいのなんの!通路がグレーチングで、3~40m(もっとか?)はありそうな川面までが丸見えなのだ。私は高所恐怖症というほどでもないが、あまり高いところが得意でもないので、キン○マが縮み上がってしまったが、とりあえず往復して涼しい風に当たってきた。

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さらにしばらく32号線を南下、道の駅大歩危で休憩。全然知らなかったが、子泣きじじいは大歩危が発祥の地らしく、道の駅内部に妖怪屋敷というアトラクション(?)があった。ちょうどオープンの時間にかち合ったようで、妖怪屋敷に入っていく子泣きじじいと一つ目入道を目撃した(笑)。もちろん、妖怪屋敷潜入は子供を連れてきたときのために取っておくのである。決して小遣いが足りないからではない(泣)。

そしてしばらく行くと「日本一の大杉」がある大豊町に至る。今まで何度も通ってきたが、一度も見たことがなかったので立ち寄ってみた。日本一とはいうが、屋久杉との関係はどうなんだろう?しかし、確かに大きな杉で、荘厳さを感じさせた。

そして、途中はすっ飛ばしていよいよ高知市内へ至った。交通標識だけを頼りに高知インターを目指す。高知インター手前の交差点で信号待ちをしていると、地元ナンバーの軽トラのオッサンに声をかけられた。高知弁はわからないので、申し訳ないが自分の言葉で書かせていただく。
「えらい軽装で遠くからおいでになったんやね」
「はい、高速の無料化がもうすぐ終わるというので、日帰りで走りに来ました」
「ほぉ、そうかいな。まぁ気いつけて」
「はい、それじゃ」

いよいよバイクによる高速初装甲である。いや、初走行である。しつこいが、ETC未装備なので一般レーンに入り、自動発券のチケットを受け取る。入ってすぐバイクを一旦停め、ジャケットのポケットにチケットを突っ込み、いよいよ走り出す。加速車線を3速で引っ張るがタコメーターがないので、感覚で適当に回し、加速して80km/hを超えたところで走行車線へ。いやいや視界が広くて気持ちいい!100km/hまでは何のストレスもなくスルスル加速する。エンジンの振動も80km/hよりかえって心地よいくらいになった。この辺りは高速とは言え対向車線なのですぐ前方車に追いつき、安全のため余裕の車間を取って巡航する。70km/hくらいだと、楽々である。高速ではちょっとしんどいかもと思っていたが、流すだけであれば250ccでも全く余裕だった。片道2車線になったところで追い越し車線に出てみる。ぬふわkm/hまで出してみるがまだまだ余裕。しかし、ヘタレなのでチャレンジはここまで。すぐ追い越し車線も終わり、走行車線へ戻って70km/h巡航となった。

ここで空腹に気づいた(笑)。出口で出てからお昼にしようかと思ったが、せっかく弁当を持っているので土佐PAで昼食を取ることにした。ここでしばらくTLを消化しながら弁当も消化(爆)。用足しも済ませて出発。程なく須崎東インターに到着して料金所の可愛いお姉さんにチケットを渡し、お金も払わないのに「ありがとうございました」と挨拶され、良い気分で料金所を出た。

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インターを出てすぐのコンビニでアイスを購入し、店先で食べながらしばし休憩。また150km以上を帰らねばならない。夕方までには自宅に帰りたかったので、今回はほとんど観光もなしに出発した。

帰りは道の駅大杉、ちょっと走って道の駅大歩危で休憩。大歩危では今度は猫娘に会う。仕事が終わった後らしく赤ちゃんを抱っこした猫娘としばし談笑した後、道の駅大歩危を後にし、自宅への帰路についた。今度来るときは長男とのツーリングだったら良いなぁ。