2010年8月21日土曜日

意外に重症だったVTRの不具合


以前、VTRのエンジンが不調に陥った話を書いた。交差点などで停車した時、アイドリングがストップし、アクセルを煽れば何とかかかるもののマフラーから白煙をもうもうと吐く。しばらくすると白煙は収まり、何事もなかったように走り出す・・・。

これ以外は高回転まできちんと回るし、寒い朝でも一発でかかるし、トルクも出ていた。燃費もほぼ30km/l走っていたので、不具合はそれほど重症ではなく、単なるオイル上がりだろうと思っていた。白煙の様子も水蒸気ではないように思えていた。しかし、これがとんでもない勘違いであった。

できるだけ安全に乗りたいので、時々自分でも点検していたのだが、7月の頭に点検したところ、冷却水が異常に減っていたのだ。これまでも減りがちょっと早いかなとは思っていたものの、点検するごとにゲージで普通に測れる程度の減りようだったので、水をつぎ足しつつ何とも思わずに使っていた。そのときもおかしいとは思いつつ、エンジンは相変わらず普通にかかるし、走りには特に異常は感じられなかったため、水をつぎ足した。その後、数日通勤に使ったあと心配になったのでまた点検してみると、リザーバータンクのゲージに全く引っかからないほどまた減っている。これはさすがにまずいと思い、最近面倒を見てくれるようになったバイク屋へ持って行った。

「もしかして、サーモスタットのセンサーが悪くなってて、冷却水が高温になりすぎているのかもしれませんね。それで冷却水が蒸発して減りが早いのかも。ちょっと点検してみますので、お預かりしますね」
と言うわけで、バイク屋に預けたのだが、次の日に早速もう一度行ってみた。
「ときどき、ボコボコ泡が出るような音がしてませんでしたか?」
「そういえば・・・そう言う事があったように思います」
「おそらく、ヘッドのガスケットが劣化して、排気が冷却水に入り込んでいたんでしょうね。それで冷却水がシリンダーに入り込んで、エンジンが止まったり、白煙を吹いたりしていたんだと思います。ヘッドのガスケットは部品代は安いんですがエンジンをおろして、ばらさないといけないので7~8万くらいかかりますが、どうします?」
「う~ん、高いなぁ・・・でも、直すしかないですよね・・・」
「中古の調子のいいエンジンを買って、交換したら安く上がると思いますよ。良かったら探してみましょうか?」
「お願いします」
バイク屋に持って行った時、VTRはほとんど冷却水がない状態だったようだ。それでよく普通にエンジンが掛かり、バイク屋まで走って行けたものだ。運が良かっただけかもしれないが、事故に遭うようなトラブルが起きなかったことは、ホンダエンジンの丈夫さに感謝しなければならないだろうか。

と言うわけで、バイク屋に中古エンジンを探してもらったのだが、なかなか状態のいいものが見つからなかったようだ。継続して探すので、一旦バイクを返すと言ってきた。返しに来てくれた時に、バイク屋の店長に自分の責任でネットオークションでエンジンを探してみるので、それを持ち込んでの修繕にしてもいいか聞いてみたところ、快諾してくれたので、ヤフオクで探してみる事にした。

最初に見つけたものは、29,800円だったが、不足しているパーツも多く、サビなども目立つように思われたため、ウオッチリストに入れたが入札せずに様子を見ていた。その後、見つけたエンジンは自分と同じ型式のVTRではあるが後期型のもので、説明文によると走行8,000kmの車体からはずしたものであるという。好調であるとも書いてあるし、写真でも綺麗に見えた。価格はというと、現時点では24,800円がついている。と言うか開始価格のままで入札がない状態だった。と言うわけで早速入札してみたところ、そのままの価格で落札できたので、あらかじめ承諾をもらって送り先を件のバイク屋にしてもらった。

数日後、バイク屋からエンジンが届いたとの連絡があり、店長が車体を引き取りに来た。それから、2~3日で修理が終わるかと思いきや、1週間経っても連絡がない。ボチボチこちらから電話してみるかと思っていた矢先、バイク屋から連絡があり、修理が完了したとの事。早速その日は急いで帰宅し、連れ合いにバイク屋まで車で送ってもらった。

修理代は36,000円強であった。エンジンの交換工賃そのものは21,000円ほどであったが、アクセルのワイヤーが切れかかっていた事、年式が微妙に違っていたためプラグの径が違い、プラグコードを交換しなければならなかった事などからそれらの部品代や工賃までかかり、結局その値段になったのだという。それらの部品を新たに発注したため、入荷まで時間がかかった事で修理が遅くなったという事だった。アクセルワイヤーが切れかかっていたというのは全く気がつかなかった。点検しても異常は感じられなかったのだが・・・いずれにしてもこれも気づく事ができて幸運だったのだと思う事にした。金額はかさんだものの、安心には代えられないからだ。

さて、新しいエンジンであるが、3日ほど走ってみたところ、調子がいいと思っていた前のエンジンよりもさらに調子がいいように思える。低速トルクはさほど変わらないが、高回転でのピックアップが明らかにいい。これが本来のVTRなのかと感心した。また、今頃の季節であれば朝一でもチョーク無しで軽く一発でエンジンがかかる。

また、二輪でエンジンを交換するという事は、車種にもよるかもしれないが、クラッチ、ミッションまで総取っ替えと言う事になる。と言うわけで、クラッチのタッチが明らかに変わった。前のエンジンでは半クラから繋がりきるところまでの間のタッチが非常に神経質で、いきなりガツンと繋がる感じであった。自分のクラッチワークがよほど下手なのかと思っていたが、今度のエンジンではその辺が非常にスムーズに繋がるため、個体差か、あるいはクラッチに何か異常があったのかもしれない。そこのところもエンジンを交換して良かった点だ。もし、高い金額を負担してガスケットだけ交換していたら、クラッチはあの神経質なままだったかもしれない。ここも今回は運が良かったところだろうと思う。

いずれにしても、もっと走ってみないとわからないが、今のところは非常に調子よく走る事ができている。バイク屋でもしっかり診てもらった事だし、今度こそは大丈夫だろうと思っている。これからいいシーズンになるので、またがんがん走りたい。

ところで、前のエンジンの時に気になっていた80km/hの振動だが、明らかに少なくなったというか同じようなパルスで振動はあるのだが、その振動の角が丸くなったように思える。そう言う事からも、早く高速道路を試してみたいと思うが、高速無料化が先か、ETC装着が先か・・・。

2010年6月5日土曜日

VTRウインカー交換


と言うわけで、今回はウインカー交換の話である。

実は、フロント左とリア右のウインカーが破損していたのだが、補修で問題なく使えていたのでそのまま使っていたが、この間いじっているときに誤って接着部分を剥がしてしまった。それで、この際なので思い切って部品を交換することにした。

ネットで色々さがしていたが、LEDタイプが安くて持ちも良さそうなのでいいかと思ったが、どうやらリレーをかまさないとハイフラッシャー状態(点滅間隔がすごく短くなる)になるらしく、リレーもセットになって売っている物もあり、それでも純正部品より安いのだが自分で取り付ける自信がないためちょっと躊躇していた。

そこで、ヤフオクを覗いてみると「純正タイプウインカー」というのが出品されていた。純正「タイプ」って何よ、純正とどう違うの?と思って説明をよく読んでみると、出品者が純正のコピー品を台湾で作らせている物らしい。1個1600円と純正よりずいぶん安いがCB400SFなどにも使える汎用品のようで、まれに他の部品をかます必要がある場合もあるとのこと。その辺りVTRにポン付けできるのかどうかということと、品質的な不安があったが、1台分4個買っても送料込みで7000円弱とダメならダメで勉強だと思って落札してみることにした。

落札してから3~4日ほどで手元に届き、今日(6月5日)取り付けてみた。ネジ1~2本はずせば簡単にできるものとなめてかかっていたら、フロントはヘッドライトケースの中にコネクターがあったり、色々はずす必要があって、結構苦労した。サービスマニュアルなどがあって、構造を理解していれば簡単な作業だと思うが、知らなければ配線の通り道などをきちんと追いかける必要があり、少々面倒だった。

いざ取り付けてみるとフロント右のコードがやや短く、コネクターを繋ぐことができない。しばらく考えたあげく、元ついていたウインカーのコードとコネクターを流用することにした。この辺りもきちんとコピーされているようで、元のウインカーのパーツが購入したウインカーの外装にぴったりはまったのには驚くと同時にホッとした。

取り付けてから思ったのだが、コードが短い件については出品者に問い合わせてみたらどうだっただろうか。オークションの説明には、あくまで汎用品であり、ぴったり合うことを保証しないと言うようなことは書いてあったので、「仕様です」と言われればそれまでだが、向こうの組み付けミスだったら取り替えて貰えたかもしれない。しかし、もう取り付けてしまったし、傷物(笑)にしてしまったからもう取り替えはきかないだろう。まぁ、旧パーツを流用したとはいえ、問題なく取り付けられたのだからよしとしよう。

それで、取り付けの終わったのが写真である。親和性には問題なく、しっかり取り付けできた。見た目にも違和感はない。
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耐久性などの品質については、しばらく使ってみないと何とも言えないが、作働も正常、明るさにも問題はなく、いい買い物だったと思う。何かトラブルがあれば、また報告したい。

2010年5月22日土曜日

VTRもフロントフォークオイル漏れ


昨日(5/21)バイク通勤で、仕事も早く片づいたので、以前から立ち寄ってみようと思っていたバイク屋へ行ってみることにした。最近、リヤタイヤの空気圧の減りが早くなっていたのが気になっていたこともあって、交換すべきかどうか相談してみたかったのだ。それで、あらかじめネットで調べてみると他店購入のバイクもお気軽にどうぞ、とあったし、自宅からも比較的近く、しかもホンダの専門店らしいのでこれは行くしかないと思っていた。

それで、帰る時になにげにフロントフォークを見てみると、左から漏れているのを見つけてしまった。VTRのフロントブレーキはシングルディスクで、右側についているのでこのオイルが即制動に影響することはないが、見つけてしまった以上一刻も早く直さなければならない。どうせバイク屋に行くつもりだったので、グッドタイミングである。お金はかかるが・・・。

この夏のボーナスでヘルメットを買い換える計画はどうやらパーになりそうだが、致し方ない。

で、帰り道に件のバイク屋へ寄ってみた。小さな作業場の奥でご主人らしい人が熱心に作業をしていて、こちらには一瞥もくれない。しかし、「こんにちは」と挨拶をすると、その横で見ていた奥さんらしき人が「いらっしゃいませ」と応じてくれた。で、用件を聞かれたのでフロントフォークとリヤタイヤの件を伝えた。すると、ご主人に声を掛けてくれ、今度はご主人がバイクを見せてくれとのことなので、作業場までバイクを引っ張ってきた。そこで詳しく話をすると、ご主人も愛想が良かった。さっきは一生懸命作業をしていて気づかなかっただけだったようだ(笑)。

フォークのオイル漏れは、普通にオイルシールの劣化のようで、交換で直るという。リヤタイヤの方はパンクの修理あとが劣化していて、それが原因だという。まだ山は残っているが、ひび割れも軽く始まっているので、リヤタイヤも交換することにした。見積もってもらうと3万5千円弱だということであった。

そのあと、バイク屋店頭のカウンターで奥さんが色々話しかけてくれ、この店のお客さんで定期的にツーリングを行っていること、その案内や部品の入荷、修理完了のお知らせ用に携帯のメルアドを登録しておくと便利なことなど教えてくれたので、メルアド登録をしておくことにした。ツーリングも、次回は難しそうだが、早めに予定がわかっている場合は何とか段取りして参加できるようにしたいと思っている。

とにかく、なんだかこぢんまりとした店がアットホームな雰囲気を醸し出していて、非常に好感を持った。もしかしたら、これからずっと付き合っていける店を見つけられたのかもしれない。もう少し何度か来てみないとわからないが、本当にそうであればこれからのバイクライフが豊かになるかな、と期待している。さて、部品はいつ入荷してくるか、楽しみである。

ちなみに、以前エンジンが時々止まるトラブルに見舞われていたが、最近は全くその症状が出なくなった。やはり、オイルの入れすぎによるオイル上がりだったようだ。白煙の臭いもオイルのように思える。あれから、余分なオイルが燃焼し尽くしたのだろう。オイル量をみても、現時点で上限ぎりぎりなので、そう考えるのが妥当に思う。しかし、まだまだ注意は怠らず、慎重に見極めたい。

2010年3月17日水曜日

VTR エンジン不具合?


前回報告したオイル交換後、ずっと好調に走り続けていたVTRだが、この間仕事からの帰りに信号待ちをしていると、いきなりアイドリングが停まった。どうしたんだろうと道路の端に寄せてセルを回してみたがかからない。アクセルをあおると、かかったがすぐ止まるので、少しきつめにアクセルをあおってやると、もうもうとした白煙とともにエンジンが掛かり、アイドリングを始めた。おそるおそる走ってみると、4ストとは思えないほど白煙を出しながら走っている。しかし、徐々に白煙は収まっていき、そのあとは何事もなく走れるようになった。

・・と言うことがその後2回ほどあったが、それから後はエンジンは快調に回るし、始動も問題ないし、アイドリングが止まることもなくなった。

色々と考えてみた上で、SNSで相談をしてみたりもしたのだが、どうやら「オイル上がり」か「オイル下がり」という現象のようだ。つまり、何らかの原因でエンジンオイルが燃焼室内に余分に入り込み、プラグがかぶってしまったのだろう。その後、エンジンがかかってしまうと余分なオイルはガソリンと一緒に燃焼してしまい、普通に走れるようになったのだと思う。

さて、それでは対策はどのようにしたらいいのだろうか。もし、このまま治まってしまって、なおかつオイルの量が規定の範囲内に収まっていれば、ちょっと入れすぎのオイルが燃焼室内にあふれただけの「オイル上がり」(この表現は正しいのだろうか。もし間違っていればどなたかご指摘頂ければありがたいのですが)で放っておいても良いのかなと思う。
しかし、バルブシールなどの劣化によってエンジンオイルが漏れる「オイル下がり」と言うことになるとこれは少々深刻である。バルブシールのパーツ代そのものは高いものではないが、交換となるとエンジンのヘッドを開けなければならないので、工賃が結構かかるだろう。それでも、もしそのような状態になっているのであれば、修理するしかない。しかし、このVTRとは少々問題が起きてもできるだけ長い期間付き合っていくのだと腹を括っているので、ここは金額の問題ではない。

近々、バイク屋に相談に行ってみようと思っている。
そのうちツーリングに行きたいと思っているので、早くこの問題は解決したいところである。
ところで、以前80km/hで結構振動があると書いたが、最近はほとんど気にならなくなった。結局は慣れの問題だったようだ。それに、負荷がかかっている(加速)時の振動は気が付けば結構あるようにも思うが、定常走行での80km/hであればさほどたいしたことはない。

あとは、この前傾姿勢に慣れ、腕の力がもっと抜けるようになると長距離を走った時の疲労度もずいぶん減るだろうと思う。これも、ツーリングに行くためには大切な要素だろう。

さて、暖かくなるのに合わせて、ライダーもバイクも調子を上げていかねばなるまい。

2010年2月14日日曜日

VTRインプレッション&燃費


昨日(2/13)、購入直後を除けば初めての給油を行った。と言うわけで、満タン法による燃費計測が可能になった。私の初期型VTRは燃料計がないので、満タンでどのくらい走れるのか知っておく必要があり、今回は一旦ガス欠になってリザーバーに切り替えるまで走ってみた。

それで、セルフスタンドで給油してみると走行距離は327.4km。給油量は12.61Lで327.4÷12.61≒26km/L。街乗りと田舎道での通勤が2:8くらいの割合でこの燃費とだとまずまずと言ったところになるだろうか。SNSでのVTR関連の書き込みを見ているとこんなもののようだ。

さて、300km少々走ってみた印象である。まだ峠や高速は走れていないので、通勤に使っている田舎の一般道だけでの話であるが・・・。
まず、発進からの低速トルクはかなり良い、と言っていいように思う。まぁ、私の場合、オーナーとしての比較対象が125ばかりになるし、当たり前と言えば当たり前なのだが、教習で乗ったCB400SFと比べても全然違うと言うほどの印象はない。とにかく、発進してしまえば少々ラフなアクセル操作をしてもリニアにトルクが立ち上がってくる。タコメーターがないため、高回転と言ってもどのくらい回しているのかよくわからないが、とにかく発進から高回転までほとんどトルクの谷を感じることもない。よく「鼓動感」と表現される低速での振動(?)も心地よく、その辺りは自分には好印象のエンジンだ。少なくとも、エンジンは非常に好調な個体に当たったようで、少なくともその点では良かった。

通勤路は坂道も多いが、結構急な坂道でもシフトダウンすることなくぐいぐい上ってくれる。CBX125ならじわじわ速度が落ちていく状況でも、たとえば5速50km/hからでもちょいとアクセルをひねるだけで上っていってくれるので楽なことこの上ない。ま、CBX125と比較すると言うことになると、エンジンを2つ直結して走っているようなものだから比較すること自体が間違いなのだが(笑)

通勤路は非常に見通しが良く、ほとんど混雑らしい混雑がない片側2車線の区間があり、そこでゆわkm/hほどまでは出してみた。当然ながらエンジンの余裕はたっぷりある。しかし、結構細かい振動をお尻に感じ、少し不快感を感じた。これは最近は結構慣れてきたが、長距離を走った時に疲労度にどう影響してくるのか微妙である。また、それ以上にスピードを出した場合、VTのエンジンは回せば回すほど振動はなくなると聞いているので高速道路ででも試してみたいところだ。

車体はスリムで軽く、取り回しも楽。装備重量では30kg近く軽いCBX125カスタムと比べても特に苦労は感じなかった。ただ、ハンドルの切れ角がCBXよりやや少なく、うちの狭い庭に押し込むのは切返しの回数が1回ほど増えてしまったが、まぁ些細な問題だと思う。

峠のようなところを走っていないので、コーナーリング云々を言えるほどの走りはできていない(どちらにしてもたいした走りはできない)が倒し込みは非常に軽く、よく曲がるバイクだと思う。コントロール性が良さそうなので、自分のような下手くそでも峠では楽しめそうだ。

というわけで、今は新しい相棒に乗るのが楽しくてしょうがない。これからしばらくは十分に楽しませて貰えそうである。

2010年1月17日日曜日

VTR到着!


と言うわけで、先週金曜日に待ちに待った(笑)、VTRがやって来た。
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こんな感じである。タンクとテールカウルの塗装がややつやを失っていたので、掃除してワックスがけをしたところ、ずいぶんと綺麗になった。心配だったエンジンはチョークを引くと一発でかかり、アイドリングも安定している。

安く落札できただけあって、各所に小さなキズ、サビがあるがバイクとしての機能に問題がありそうな箇所はない。早速試乗してみると、Vツインだけあって低速トルクがきちんとあり、同時に上までもきっちりと回る。下から上まで特にトルクの谷も感じることはないし、非常に調子の良いエンジンだと思う。

土曜日になって、ヴェンチュラのキャリア+KAPPAのトップケース、汎用のメットホルダーを取り付けた。他に、金曜日に薄暮の中を走ってヘッドライトが少し暗いような気がしたので、110/120w相当(色温度4700k)と書いてあるH4の高効率バルブをドンキホーテで買ってきて交換してみた。写真は撮っていないが、明るくなったような感じはする。まぁ、車用なので、耐振動性はよくわからないが、2本で880円なのですぐ切れても仕方あるまい(笑)
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そのほか、最寄りのホンダドリームでフラッシングオイルを使用したエンジン洗浄とオイルフィルターおよびオイル交換を行ったが、急に出かける用事ができたので、詳細は後ほどの追記としたい。

で、追記である。
土曜日にキャリアなどを取り付けたあと、空気圧を見ていなかったことに気が付いてチェックしてみたところ前後ともに規定圧にやや足りなかった。そこで、自転車用のポンプで空気を入れ、エアゲージでチェックしながら調整して規定圧に合わせた。それでようやく少しは安心して走れる状態になったかなと思えたので、ホンダドリームまで出かけた。

ホンダドリームではキャンペーン中だったのでフラッシングオイルを使うとオイルフィルターを工賃ごとサービスしてくれるという。そこで少し値は張ると思ったものの、古いバイクなのでお願いすることにした。手順としては、古いオイルを抜き、フラッシングオイルをエンジンオイルの規定量よりやや少ない目に入れて10~15分ゆっくり走り、フラッシングオイルを抜いてからオイルフィルターを交換、新しいオイルを入れると言う事になった。

フラッシングオイルを抜いたあと、サービスの人が「オイルをご覧になりますか?」と聞いてきたので、見せてもらうことに。すると、さっき入れたばかりの新しいオイルが真っ黒だった。「これだけエンジンとギアが汚れていたということです」とのこと。その後、フィルターとオイルの交換が終了し、締めて¥5,020だった。

さて、これでようやく本当に安心して走れる状態になったと思う。手をつけたいところはまだあるが、今は小遣いが尽きてしまったので、次に何かするのは暖かくなってからである。それと、まだ距離を走っていないので、自分なりのインプレッションも別エントリーで、としたい。