2008年9月27日土曜日

前車 アヴェニスについて


さて、一応前の愛車であるアヴェニスについても触れておかなくてはならないだろう。

主要諸元については、探したのだが見つからなかったので、次善策として次のページを紹介しておくので、こちらを参照頂きたい。
これを見ると、最高出力は14馬力となっており、自分のCBX125カスタムが最後期型であれば13馬力なのでこちらの方がパワーがあることになる。いずれにしても、スクーターとしては高回転、高出力のエンジンであり、比較的大柄のボディには必要なパワーであったと思う。

原付二種のスクーターとしては大柄なボディのため、直進安定性は非常に良好である。ただ、そのためか、逆に12インチタイヤの割りには曲がりにくい。また、バンク角が浅く、ちょっと気合いを入れてコーナーリングすると簡単にセンタースタンドが接地してしまうため、ワインディングはやや苦手である。

しかし、ボディに合わせてシートも大柄で直進安定性も良いため、比較的長距離でも疲れにくい。シート形状が自分には合ってなかったため、お尻は痛くなりやすかったがそれも車格を考えれば十分許容範囲内であった。

自動遠心クラッチ+無段変速Vベルトのため速度をいったんゆるめた後の再加速はややかったるいものの、スタートダッシュはなかなかで、信号ダッシュでフルスロットルにすると、普通の発進をしている自動車ならあっという間にバックミラーに追いやることができる。幹線道路の自動車の流れにも余裕で乗ることができ、不安感もない。エンジンについては走っていればほぼ文句はないが、十分に暖まった後でも信号待ちでアイドリングが止まることがあり、また始動性も良くないので、そのあたりはキャブが神経質な性質のものなのだろうと思う。

シート下トランクは大容量を謳っていた割りにはLサイズのフルフェイスヘルメットを入れるとあまり余裕はない。お買い物バイクに使うには、ステップもフラットではないし、ヘルメットホルダーも使いにくい形状だったため、リアボックスは必須だと思う。ただ、リアキャリアも特殊な形状だったので、リアボックスはつけにくかったが・・・。

最後に、サスペンションだが、フロントはストロークが足りず、歩道の段差でも底付きするのか、かなり強いショックを感じた。また、段差の大きい歩道の場合、やはりセンタースタンドを擦ることがあり、時々ドキッとさせられた。ちなみに、筆者の体重は67~68kgである。また、身長は171㎝だが、足が短いせいか両足をつくときはかかとまではつかず、足つきはあまり良くなかった。

とまぁ、どちらかというと文句を多くつけてしまったが、大きすぎず小さすぎないボディサイズ、このクラスでは比較対象がない程良くできたスタイルなど美点も多いバイクだった。これより大きければすり抜けに気を遣うし、小さければ50ccとあまり変わらなくなってしまう、まさに自分にジャストサイズだった。

気に入っていたし、もっと長く乗るつもりでいたので、つい最近ウエイトローラー、ドライブベルト、クラッチシューを交換したばかりなのだがオークションでCBXを落札してしまったために手放さざるを得なかったのが残念である。


CBX125カスタムは、アヴェニス以上に気に入っているが、やっぱり便利に乗るならスクーターだな、と自分勝手なことをつい考えてしまうこの頃である。

2008年9月23日火曜日

フロントフォークからオイル漏れ


こないだ届いたばかりのCBX125カスタムであるが、早くも入院と相成った。

フロントフォークを詳細に観察してみると、オイル漏れが起きていることが判明。このまま乗っていてもフォーク自体はしばらくなら大丈夫なようだが、右のフォークから漏れているため、フロントブレーキのディスクがオイルで汚れている。

これでは、制動に影響しかねない。と言うか、しているはずである。なので、修理に出すことになった。ディスクだけこまめに拭く、と言う手もあるが、フォークオイルを交換するだけで乗り心地にも影響するようなので、長距離を安心して走れるようにするためにもこの際修理しておくことにしたのだ。

で、香川県で唯一のホンダドリームに持ち込み、見積もりを依頼すると・・・1万9千円近くかかるという。しかし、安全には変えられない。自分で直す技術もない。なので、部品を発注し、今はホンダドリームからの連絡待ちである。今、小遣いでは負担できないので嫁さんから借り、ボーナスから返す予定である。

ボーナスでは、シートの張り替えもしたいところなのだが、さて、どうしたものか?

CBX125カスタム まずは概要とインプレッション


さて、我が家に19年ぶりとなるマニュアルミッションバイクであるCBX125カスタムがやってきた。ホンダのHPにある愛車自慢には16年ぶりと書いて投稿したのだが、16年ぶりはバイクそのものであった。CBXが来る前に乗っていたアヴェニスが16年ぶりのバイク復帰であり(笑)、アヴェニスに2年半ほど乗ったあとマニュアルミッションバイクを19年ぶりに乗ることになった、という訳だ。

で、まずはCBX125カスタムの概要である。主要諸元等についてはこちらを参照頂きたい。たぶん、私のCBXはこの型だと思うのだが、何せ原付2種なので正式な年式が分からない。そのうち、車台番号でホンダに問い合わせてみようと思っているのだが、ぐうたらものの私のこと、いつになることやら。
で、乗ってみた感じとしては、小さいながら4スト単気筒の味はしっかりあると思う。少々高めのギアを選んでもドコドコッと鼓動感を感じさせながらトルクが立ち上がり、しっかり加速していく。もちろん排気量なりのトルク感しかないわけではあるが、ここら辺が同じ4スト単気筒125ccでもVベルト無段変速の前車アヴェニスとは違うところである。
そういった低速トルクを感じさせながらも高回転まで一気に回り、アクセルを思い切りあおるとレブリミットの1万1千回転までは軽々と達する。さすが、ホンダエンジンの面目躍如と言った趣である。

ただし、それだけ回さないとはっきり言って遅い(笑)。坂道には非常に弱い。また、同じエンジンを積むCBX125Fに比べ、トップギアのギア比が高く、Fの6段に対しカスタムは5段のためよりワイドレシオである。この辺がややスポーツ走行には不満な点で、Fに対してカスタムはよりクルージング向けのセッティングといえるだろう。
乗り心地は非常にいい。まず、これは色々な人が言っていることだが、シートのボリュームが結構あり、クッションも柔らかく、お尻が痛くなりにくい。また、アメリカンスタイルのためシートの段差が大きく、腰をきちんと支えてくれるため長距離でも楽そうである。

サスペンションもストロークが大きく、ブレーキ時のフロントのダイブは大きいような気がするが、けして不快なことはなく、しっかり受け止めてくれる。段差を乗り越える時のダンピングもいい感じで、たぶん疲れにくいと思う。しかし、これは実際長距離を走ってみないと分からないので、いずれ再度感想をアップしてみたい。

ライディングポジションはそのアメリカンスタイルから想像するより普通である。外見からすると、もっと足を投げ出したポジションを思い描きがちであるが、ビジネスバイク風とも言えるステップ位置だと思う。それにアメリカンのドロップハンドル(?)を組み合わせているので、何とも言えないポジションになっている。しかし、慣れてくるとそれも気にならなくなってきたのだが・・・。足を投げ出すと言えば、前車アヴェニスがステップの前方に足をおくと投げ出したような格好になり、そちらの方がよりアメリカンっぽかったように思える(笑)。

いずれにせよ、バイクに乗りたい、いじりたい、ツーリングに行きたい、そういう気分を強くもたせるバイクである。マニュアルミッションであるということ以外に、このバイクには何かがあるように思える。アヴェニスはスクーターであったため、便利さ、手軽さではCBX125カスタムをはっきり上回っていたし、エンジンは高回転型の結構パワーのある良いバイクだったが、これほどまで自分の気持ちをかき立てるものではなかった。

アヴェニスを手元に置いておいたままCBX125カスタムを迎え入れることができれば、さらに充実したバイクライフになったと思うが、住宅事情とお小遣いがそれを許してくれなかった(爆)。アヴェニスは広島の人の元へお嫁に行ってしまったが、新しくCBX125カスタムというパートナーを得て、これからより自分の時間を充実していきたい。